2018年7月20日金曜日

ペトリペンタ復活

ぺ とりおたです。

修理に出していたカメラが返ってきまして 信じられないくらいな絶好調になりました。




そうなると 外に持ってって使いたくなりますが、その前に


ボディ内部の塗装が 昔のカメラなのでそんなによくない。これは内面反射がありそうだ。植毛紙貼ろう。





こんな感じで 大雑把に型紙をとって 結構適当に 植毛紙を切って中に貼ります。アマゾンでかったやつで 粘着テープ付きなので 簡単に貼れます。先人の教えによりますと、多少 貼り方が雑でもそんな大きな影響はないということなので、ミラーの動きにさえ干渉しなければいいかなという感じで、気楽に貼ります。





目見当のわりに まずまずきれいにできました。

前後してしまいましたが この作業をするには バルブでシャッター開いたまま固定する必要がありますので





シャッターボタンのところの飾りネジを外します。百均で買ったゴムサックが活躍。これは フィルターが硬くはまって取れにくいときなんかも重宝します。





これで ニコンのケーブルレリーズが使えて、バルブロックができました。


ペトリカメラは ものによっては レリーズに穴があって 普通のケーブルレリーズが使えるのもあるのですが 一般的にはだいたい この形のレリーズになりますので、夜景なんか撮りたいというときは このニコンのAR-2というケーブルレリーズがあるといいと思います。


このレリーズは貴重なのに、甘利山で夜花火を撮ったときに 現場に忘れ、家に着く寸前で気づき、また夜の山を1時間車で戻って 探し、発見して救出した思い出があります。


さてこれで準備も整ったので ひまわりを写してきます!

2018年7月19日木曜日

フィルムで初めてのペトリ 2

ぺ とりおたです。

今回の36枚撮りフィルムは、まずペトリFT2にフィルムを入れました。そしてしばらく撮った後、NDフィルターをつけて 開放絞りのみで撮るという制約に疲れてしまいました。以前ですと 残ったフィルムを すごい雑にそこらへんのものを写して 現像に出してしまっていました。


ずいぶんもったいないことをしていました。今はフィルムも現像も値上がりしましたので、一コマ一コマ大切にしなくてはということで、ちょっと考えました。


大判カメラの フィルムをセットするときに使うダークバッグにカメラを入れ ゆっくり巻き戻し フィルムが外れたなという瞬間に巻き戻しをやめます。そしていったんダークバッグから出して 別のカメラに装填します。


装填したら またダークバッグに入れて その前に15枚撮っていたとしたら 15では不安なので 16枚までダークバッグ内でシャッターを切ります。一コマ無駄になるかもですが もしかしたら傑作が写ってるかもしれないコマをパーにするよりは良いでしょう。こうすれば、一本のフィルムを、二つのカメラで楽しめます。


今回は 2回目はニコンF90Xに詰めました。オートフォーカスのカメラですが、マニュアルでのピントが マニュアル機よりも合わせやすい とてもよいカメラと思います。


そのかわりこのカメラ 巻き戻しは自動になりますから さっきの手は使えない。撮りきるしかない。


それで 自動露出ラクだなーと 撮っていたら 露出どアンダーのコマがありました。





もう ほんのすこし明るく写れば なにか意味ありげな傑作になったのかもです。キヤノンA1でもこういうことがあったので 自動露出あんまり、信用ならないなと最近思っています。





輪郭はしっかりと写し出すのに 全体の印象はやわらかい。ペトリの写りは不思議です。





フィルムがまだいっぱいあって選べた頃は レンズとフィルムの相性も気にして写していました。好きだった組み合わせは、フジのリアラと ミノルタレンズの組み合わせ。いつも色の良さに驚いていました。まあ リアラは何で撮っても綺麗でしたが。


ローライフレックス2.8Eのクセノタールは、コダックポートラ160NCを入れたときとてもよかった。NCがナチュラルカラー VCがビビッドカラーという意味で どっちもよいフィルムでしたが すこし地味なナチュラルカラーがきれいだなと思い もっぱらそっちを使っておりました。


考えたら このフィルムも 何で撮ってもきれいでした。


今のポートラは NCとVCを足して2で割ったようなふうにしたのでしょうか。何かが違うような気がします。NCを再生産してくれー





ペトリのズームレンズ。85-210mmです。たいがい 古いズームレンズ買うと カビだらけが多いのですが このレンズはとってもクリア。デジカメにつけて撮ったときは 白がしっかり白く写るという印象でした。ピントが悪いようですが レンズのせいではなく、風が強くて花がぶれていたことと、あとは視力の問題かもです。


その後購入したペトリFTは 作動が絶好調なため 絞りも問題なく使えています。今入ってるフィルムが フジカラープロ400Hで、のこりわずかになっています。これを早く撮りきって 結果を見たいところです。希少な21mmがどんな写りをしているのか楽しみです。

2018年7月17日火曜日

フィルムで 初めてのペトリ

ぺ とりおたです。

一番はじめは いっぺいさんがくださった55mmが二本あるだけで ボディはなかったので、適当にヤフオクで買ったのがペトリペンタでした。動かなかったので 別のジャンクを買い また動かないので買い とやっていて たしか5台ほど動かないボディが集まってしまったのですが、動かないと言っても 自動絞りが壊れてるだけで シャッターは切れるというやつがいました。


絞りが動かないので 常に開放となります。思いっきり明るいところでは、撮影が不可能です。


あーでもNDフィルターがあるじゃないかと。これは、光だけを減らしてくれて色には影響しないフィルターで、わざと光を減らして スローシャッターにしたいときに使うものです。


買うと案外高くて 迷いましたが、これでフィルムで撮れるということで ふんぱつしました。このフィルターのほうがペトリボディより高いです。


で、ゆっくりゆっくり撮っていたので36枚を撮りきるのに二ヶ月ほどかかってしまいましたが、一枚一枚丁寧に撮った成果は出たようです。





2018年ベストはこれになるかもしれないです。





ハイジの村ですね。いい感じに玉ボケ入ってくれました。





朝 通勤のときに 自転車で行って 道道止まって撮ったもの。





ペトリの柔らかさはやはりフィルムで生かされる。そう思いました。

ちなみに今回は高価なコダックエクター100を使っています。青の出方にクセがあって、私の好みとは少し違うのですが、良いフィルムなのは間違いないと思います。



2018年7月14日土曜日

ペトリとの出会い

ぺ・とりおたです。


もともと ホワホワの柔らかい写真が好きで、柔らかい描写のレンズを好んで使います。そういうレンズはとても高価な場合もあります。


ところが とっても安くて素晴らしい描写のペトリに出会ってしまいました。これは嬉しすぎる。


そもそもの出会いは いっぺいさんにもらった 大量のカメラ レンズの中に ペトリ一眼レフのレンズがあったこと。


うーん ボディがないな。アダプター探してデジカメにつけてみよう。


検索すると、ペトリは人気がないため、ほとんど作られてないとのこと。残念。


ならば普通にフィルムで使おうと ジャンクボディを購入するも ジャンクなので動かない。


いつもならここであきらめるところ、なぜかどんな写りなのか気になり、検索で調べまくります。


すると 柔らかく芸術的な写りにびっくり。インスタでも検索して 達人達の素晴らしい写真に酔いしれました。

あー、これは使ってみたくなるな。


と、悩んでいましたら、ヤフオクに純正の ペトリ→M42アダプターが出ました。


これは 高くなっても頑張って落とそうと 決意していたところ、なんと入札はわたし一人。


これに M42→ニコンのアダプターを組み合わせることにより、無限遠は出ないけれども ニコンD610でペトリレンズを使えるようになりました。









ベリートという 100年前のソフトレンズも愛用していますが、それの柔らかさとは違った、ボケが溶けるような感じの柔らかさで、これは撮っていて楽しい。


うまくなったように勘違いしてしまいます。


やはりこれは近接以外でも使えたらいいなと、ジャンクのボディを修理屋さんに出して 使えるようにしようという計画を実行中です。


フィルムではどんな写りなのか今から楽しみです。



ペトリの魅力

とりおたです。


何か話題を狭く絞ったブログもやってみたかったので、ネタをずっと考えておりました。とても魅力的なものが見つかったので それで行ってみようと。

ペトリです。

安物と思われて 状態の悪いままほったらかされ ヤフオクで1円で出されても 下手するとそのまま流れてしまう そんなペトリですが 写りは素晴らしい。





ボケの柔らかさが大変素敵です。

ちゃんと整備して 本気で使ったらどんなすごいことになるのでしょう。いまからとても楽しみです。

いつもの癖で やたらたくさん集まってしまいました。





ペトリの魅力が 沢山の人達の知るところとなり ペトリでフィルムを楽しむ人が増えたらいいなぁと願っています。

ぺ とりおた、頑張ってまいります。